私の選んだ一品

これぞ進化形。

実は知らなかった。これが2005年のグッドデザイン金賞に輝いた「電池がどれでもライト」の後継商品であったことを。あの3.11の直後、単一電池が品切れで自宅の懐中電灯が使えない日々。単三はあるのに…。買っておけばよかった「National 電池がどれでもライト」。
あれから九年、単一から単四まで初代の三種から四種の電池に対応したため、ずんどうなプロポーションに、しかしコンパクトになった。光源はLEDになり、明るい。大きくて持ちやすいハンドル、立てればランタンにもなる。
安定感ある懐中電灯らしいフォルム。あの時に買わなくてもよかった、これを買おうと素直に思えた。進化とはこういうことと思わせる逸品である。

渡辺 弘明Hiroaki Watanabe

電池がどれでもライト
Panasonic BF-BM10
Multiple Battery Light
Panasonic BF-BM10

震災以降、非常時の備えに対する関心は高まるばかりである。初代「電池がどれでもライト」は災害時での非常照明器具としても活躍、好評であるが、サイズが大きく機能も制限されていた事もあり、市場要望などを反映して新たに開発。LED化、ダウンサイジング、4種の電池1本から使用可能、懐中電灯とランタンのダブル機能など、大幅な進化を果たすことが出来た。アウトドア使用など用途も広がり、多くのシーンで活用して頂く事が狙いの商品。

パナソニック株式会社 Panasonic Corporation

この情報は、東京ミッドタウン・デザインハブで2014年10月に開催された「私の選んだ一品2014」展の内容を再構成したものです。
→「私の選んだ一品2014」展について