私の選んだ一品

水の中のコミュニケーションを愉しもう

ダイビングやシュノーケル経験者ならリアルタイムに感動を“言葉”によって共有したいと思ったことがあるだろう。
その願いを叶えてくれるのが、このLogosease である。
今までの水中トランシーバーは、業務用で高価なためコンシューマーには手が出なかった。
一方、これはコンパクトボディ、低価格を実現し、幅広い層に「水中コミュニケーションの楽しさ」を提供させた。
また、安心感の提供ということも今までにない切り口だ。
私も潜水中に思わぬ事故に遭遇したが、そんな時に事態をバディへ正確に声で伝えられたら心強いはずだ。
驚きや感動に加え、もしもの時でも早期に意思疎通する環境が備わることで、最良の時を楽しむ心地のデザインがここにある。

田子 學Manabu Tago

水中トランシーバー
ロゴシーズ
Underwater walkie-talkie
Logosease

今までのダイビングは沈黙の世界だった。ハンドシグナルや筆談でコミュニケーションするしかなかったのだ。ロゴシーズ(Logosease)は、そんなダイビングの世界に「会話」を創り出した。レギュレータを咥えたままの会話は、骨伝導のマイクとスピーカーで実現している。本体は、ダイバーが普段愛用している器材と干渉することなく、マスクストラップに取り付けるだけで使用可能だ。コンパクトな一体型、スイッチレス、ケーブルレスにこだわり、防水性やメンテナンス性に優れた構造だ。ダイバー同士が声でコミュニケーションできる安心感、その場で驚きや発見を共有できる感動、今までなかった全く新しいダイビングスタイルを提供する。

山形カシオ株式会社 YAMAGATA CASIO CO.,LTD.

この情報は、東京ミッドタウン・デザインハブで2014年10月に開催された「私の選んだ一品2014」展の内容を再構成したものです。
→「私の選んだ一品2014」展について