安全な鉄道を実現するために、利用者から見えないところで様々なデザインに何人ものエンジニアが取り組んでいます。絶え間ない日々の暮らしの中で使われる鉄道という移動風景。
安全という結果をもう一度足元から積み上げていくために、今必要なことをとつとつと形にしていく、これもそんな取り組みのひとつであると言えます。
JR西日本では大阪、京都、神戸を擁する都市圏を中心に約3600両の車両で鉄道事業を営んでいます。毎年新車を投入していますが、それだけで安全性やサービスを維持していくことは困難です。新車投入だけではなく既存車両を『リニューアル』することで、車両全体の安全性や快適性を向上・維持しています。この『リニューアル』とは、経年に対する機能回復だけではなく現代のニーズに見合った車両へ生まれ変わらせるリノベーション(体質改善)です。主なコンセプトは以下となります。・お客様のメリットを第一に、さらに鉄道事業者のメリットも実現させる車両改良・JR西日本としての車両ブランドの統一・車両のライフサイクルコストの最適化