私の選んだ一品

自由で楽しく、元気になれる

一見、巷で流行の「ふざけたバカバカしいかぶりもの」と思いきや、かつての馬産地としての十和田地域の記憶、伝統芸能「南部駒踊り」からの流れを汲む。きっかけは東日本大震災義援金集めの仕組みであったというが、ウマジンのプロダクトとしての作り方や素材は無駄がなく、実にセンスがいい。さらにどんな人でも参加可能であり、場所やパフォーマンスに合わせて様々なカスタマイズも可能である。その自由度と楽しさが次々と増殖し、地域のアイデンティティーに繋がっていく。昔から行われている“お祭”にも近い。
地方を元気にする仕掛けは、お金の問題ではなく、身近にあってどんな地域でも可能性があると改めて気付かせてくれるデザインだ。

南雲 勝志Katsushi Nagumo

  • ユニット14:個人・家庭・居住者・産業・公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動/研究活動、研究手法、都市づくり、地域づくり、コミュニティづくり
コミュニケーションツール、地域づくり
ウマジン
Communication tool,Community imorovement
Umagin

ウマジンかぶればみんな友達!見た目の異様さ、可笑しさ、かぶった時の恥ずかしさはその場に大きな高揚感と連帯感を生み、これまで見えていなかった街、人間関係、自分を発見することができる。ウマジンは人と人を繋ぎ、人と街を繋ぎ、街と世界を繋ぎ、それら全てを元気にする。ウマジンかぶればみんな平等。年齢性別職業国籍関係なし。ウマジンは世界を平和にする。「Umagin」には「Imagine」のI (私)からU(あなた)へ伝えたい、eが取れているのはego(エゴ)は捨てようみんな友達になろうよという普遍的なメッセージが込められています。

安斉研究所+公益社団法人 十和田青年会議所 ANZAI Lab + Junior Chamber International Towada

この情報は、東京ミッドタウン・デザインハブで2014年10月に開催された「私の選んだ一品2014」展の内容を再構成したものです。
→「私の選んだ一品2014」展について