2016年度グッドデザイン大賞候補
2016年のデザイン・オブ・ザ・イヤーにあたる「グッドデザイン大賞」は、グッドデザイン大賞候補に対して、「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」展への来場者による投票と、グッドデザイン賞審査委員と今年度グッドデザイン賞受賞者による投票を実施して、合計で最多得票数を得た1件に決定、10月28日に発表します。
大賞候補6点は、今年度のグッドデザイン賞全受賞作1,229件の中で、特に優れたデザインとして位置づけられている「グッドデザイン・ベスト100」の100点から、永井一史審査委員長と柴田文江審査副委員長および審査ユニットリーダー、フォーカス・イシュー・ディレクターが、人とものごととの新しい関わり方や、社会における新たな仕組みづくりに挑んだ先駆性などの点をふまえて選出したものです。
2016年度グッドデザイン大賞選出規則
この規則は2016年度グッドデザイン大賞の選出にあたり必要とされる事項を定めたものです。
1)グッドデザイン大賞
グッドデザイン大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞です。この賞は、その年のグッドデザイン賞審査委員(以下「審査委員」という)およびそれぞれのグッドデザイン賞受賞者(以下「受賞者」という)、GOOD DESIGN Marunouchi(搬入不能な候補の現品が確認できる場所も含む)で開催される「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」展来場者(以下「一般来場者」という)の投票により選ばれ、その年のデザインおよび社会の傾向を象徴する役割を担っています。
2)グッドデザイン大賞の候補
2016年度グッドデザイン大賞の候補は、今年度の「グッドデザイン・ベスト100」の中から審査委員長、審査副委員長、審査ユニットリーダー、フォーカス・イシュー・ディレクターによって選出した6件とします。「グッドデザイン大賞候補」は、2016年9月29日にグッドデザイン・ベスト100と併せて発表します。
3)グッドデザイン大賞選出の投票者
グッドデザイン大賞選出の投票者は、審査委員および受賞者、一般来場者とします。
- 投票にあたっては、それぞれの投票総数がほぼ均一になるよう、一般来場者:受賞者:審査委員 = 1:5:100として換算します。
- 審査委員は、自身がデザインまたはコンサルティングなどで関与した候補には投票することができません。
4)グッドデザイン大賞選出の手順
グッドデザイン大賞の選出は、下記の手順で行います。
4-1. 一般来場者によるグッドデザイン大賞の投票
9月29日から10月23日までGOOD DESIGN Marunouchi(搬入不能な候補の現品が確認できる場所も含む)で開催される「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」展会場内に投票所を設置し、一般来場者による投票を実施します。
- 一般来場者は大賞候補の中から1点を選び投票することができます。
- 投票は、会期中1人1回限りとします。
- 投票期間は9月29日から10月23日までとします。
4-2.グッドデザイン大賞候補のプレゼンテーション
グッドデザイン大賞の候補者は10月28日に開催されるグッドデザイン賞受賞祝賀会(会場:グランドハイアット東京)会場にて審査委員および受賞者に対してプレゼンテーションを実施します。
- プレゼンテーションの順番は、抽選で決定します。
- プレゼンテーション時間は、1件あたり5分以内とします。
- デザインに直接関与したデザイナーが審査委員であっても、審査委員自身がプレゼンターになることはできません。
4-3.審査委員によるグッドデザイン大賞の投票
審査委員は、9月29日から10月28日までの間、投票を行います。
候補デザインに直接関与した審査委員は該当候補には投票できません。
4-4.受賞者によるグッドデザイン大賞の投票
受賞者はプレゼンテーション終了後、投票を公開で行い、主催者は一般来場者、審査委員の得票数と合わせて集計結果を表示します。
4-5.グッドデザイン大賞の決定
投票の結果、1位と2位の得票差が全得票数の5%以上になった場合は、1位のものを大賞に決定します。1位と2位の得票差が全得票数の5%未満の場合は決選投票を審査委員および受賞者によって行い、得票数の多いものを大賞に決定します。
投票において上記以外の決定を要する事態が生じた時は、審査委員長が決定します。
グッドデザイン大賞受賞者には、所定の手続きを経て内閣総理大臣名の賞状およびトロフィーが贈られます。
グッドデザイン大賞決定の経緯については、当会のウェブサイトにて情報を公開します。
2016年9月29日制定
投票結果
10月28日に実施したグッドデザイン大賞選出において、審査委員の投票、受賞者の投票、「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」展への来場者による投票数を、それぞれ100倍、5倍、1倍し、集計しました。その結果、得票数1位と2位の得票差が全得票数の5パーセントに満たなかったため、1位と2位で2回目の投票を行いました。
第1回目投票結果
票数 | 受賞番号 | 受賞対象名 | 受賞者 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 3,222 | 16G070538 | トラクター [YT3シリーズ] | ヤンマー株式会社 |
2位 | 2,577 | 16G141127 | 世界地図図法 [オーサグラフ世界地図] | 慶応義塾大学 政策・メディア研究科 鳴川研究室+オーサグラフ株式会社 |
3位 | 2,566 | 16G121038 | 本 [東京防災] | 株式会社電通+ NOSIGNER+株式会社電通テック+ 株式会社たき工房+株式会社ブレーンシップ+株式会社トランス・メディア+岡村優太 |
4位 | 2,433 | 16G100839 | 賃貸共同住宅 [ホシノタニ団地] | 小田急電鉄株式会社+ 株式会社ブルースタジオ |
5位 | 1,272 | 16G131053 | ロボット・プログラミング学習キット [KOOV (TM)(クーブ)] | 株式会社ソニー・グローバルエデュケーション+ソニー株式会社 |
6位 | 1,252 | 16G050348 | 乾電池関連製品 [MaBeee(マビー)] | ノバルス株式会社 |
第2回目投票結果
票数 | 受賞番号 | 受賞対象名 | 受賞者 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 788 | 16G141127 | 世界地図図法 [オーサグラフ世界地図] | 慶応義塾大学 政策・メディア研究科 鳴川研究室+オーサグラフ株式会社 |
2位 | 412 | 16G070538 | トラクター [YT3シリーズ] | ヤンマー株式会社 |