GOOD DESIGN AWARD

グッドデザイン賞受賞概要

2014年度|グッドデザイン大賞選出過程

グッドデザイン大賞はすべての受賞対象を通じて、2014年度を象徴するデザインとして位置づけられる1件で、11月4日に発表されます。その決定には審査委員と今年度グッドデザイン賞受賞者のほか、10月31日から東京ミッドタウンで開催される「グッドデザインエキシビション2014(G展)」への来場者による投票結果も反映されます。

大賞候補9点は、今年度のグッドデザイン賞全受賞作1,258件の中で、特に優れたデザインとして位置づけられている「グッドデザイン・ベスト100」の100点から、深澤直人審査委員長と佐藤卓審査副委員長および特別審査ユニットが、人とものごととの新しい関わり方や、社会における新たな仕組みづくりに挑んだ先駆性などの点をふまえて選出したものです。

2014年度グッドデザイン大賞候補

2014年度グッドデザイン大賞選出規則

この規則は2014年度グッドデザイン大賞の選出にあたり必要とされる事項を定めたものです。

1)グッドデザイン大賞
グッドデザイン大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞です。この賞は、審査委員および受賞者等の投票により選ばれ、その年のデザインの傾向を象徴する役割を担っています。

2)グッドデザイン大賞の候補
2014年度グッドデザイン大賞の候補は、今年度の「グッドデザイン・ベスト100」の中から審査委員長、審査副委員長、特別審査ユニットによって選出した9件とします。「グッドデザイン大賞候補」は、グッドデザイン賞受賞発表日に、グッドデザイン賞受賞対象と併せて発表します。

3)グッドデザイン大賞選出の投票者
グッドデザイン大賞選出の投票者は、その年のグッドデザイン賞審査委員(以下「審査委員」)およびそれぞれのグッドデザイン賞受賞者(以下「受賞者」)、受賞展「グッドデザインエキシビション2014(以下「G展」)」来場者(以下「一般来場者」)とします。

  • 投票にあたっては、一般来場者:受賞者:審査委員 = 1:5:100で換算します。
  • 審査委員は、自身がデザインまたはコンサルティングした候補には投票することができません。

4)グッドデザイン大賞選出の手順
グッドデザイン大賞の選出は、下記の手順で行います。

4-1. 一般来場者によるグッドデザイン大賞の投票

  • 10月31日から11月4日にかけて開催されるG展(会場:東京ミッドタウン)会場内に投票所を設置し、一般来場者による投票を実施します。
  • 一般来場者は大賞候補の中から1点を選び投票することができます。
  • 投票は、会期中1人1回限りとします。
  • 重複投票の防止のために、氏名、メールアドレスを明記いただきます。ただし、明記いただいた情報の対外的な公表はいたしません。
  • 投票期間は10月31日から11月3日までとします。

4-2.グッドデザイン大賞候補のプレゼンテーション
大賞の候補者は11月4日に開催されるグッドデザイン賞表彰式(以下「表彰式」/会場:ザ・リッツ・カールトン東京)会場にて審査委員および受賞者に対してプレゼンテーションを実施します。

  • プレゼンテーションの順番は、受賞番号順とします。
  • プレゼンテーション時間は、1件あたり5分以内とします。
  • プレゼンターは、原則として候補となったデザインに直接関与したデザイナーとしますが、候補企業が決めることとします。
  • デザインに直接関与したデザイナーが審査委員であっても、審査委員自身がプレゼンターになることはできません。

4-3.審査委員および受賞者によるグッドデザイン大賞の投票
審査委員および受賞者はプレゼンテーション終了後、投票を公開で行い、一般来場者の得票数と合わせて集計結果を表示します。

4-4.グッドデザイン大賞の決定
投票の結果、1位と2位の得票差が全得票数の5%以上になった場合は、1位が大賞に決定します。この時、得票数および得票差が上記の基準に満たなかった場合は1位と2位で2回目の投票(決選投票)を行い、得票数が多いものが大賞に決定します。
投票において判断を要する場面が生じた時は、審査委員長が決定します。
大賞受賞者には、所定の手続きを経て内閣総理大臣名の賞状、ならびにトロフィーが贈られます。
大賞決定の経緯は当会のウェブサイトなどで情報を公開します。

2014年10月1日制定

投票結果

11月4日に実施したグッドデザイン大賞選出において、審査委員の投票、受賞者の投票、グッドデザイン賞受賞展一般来場者の投票数を、それぞれ100倍、5倍、1倍し、集計しました。その結果、得票数1位と2位の得票差が全得票数の5パーセントに満たなかったため、1位と2位で2回目の投票を行いました。

第1回目投票結果

 票数受賞番号受賞対象名受賞者
1位254514G070580産業用ロボット 医療医薬用ロボットVS050 SⅡ 株式会社デンソー+株式会社デンソーウェーブ
2位197014G141148月刊誌 東北食べる通信NPO法人東北開墾
3位186114G090723電動アシスト車いす JWスウィングヤマハ発動機株式会社
4位1639 14G0503844K超短焦点プロジェクター 4K超短焦点プロジェクター LSPX-W1ソニー株式会社
5位97314G050396デジタルカメラ dp Quattro株式会社シグマ
6位91014G141138活動 無印良品 Found MUJIの活動株式会社良品計画
7位81814G110957バス待合所 秋田駅西口バスターミナル秋田中央交通株式会社+秋田公立美術大学+ナグモデザイン事務所+小野寺康都市設計事務所+WAO渡邉篤志建築設計事務所+間建築研究所+有限会社花田設計事務所+中田建設株式会社
8位60114G060430ダイニングチェア KISARAGI飛騨産業株式会社
9位53714G110916商業施設 マーチエキュート神田万世橋株式会社JR東日本ステーションリテイリング+公益財団法人東日本鉄道文化財団+株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所+みかんぐみ

第2回目投票結果

 票数受賞番号受賞対象名受賞者
1位49214G070580産業用ロボット 医薬・医療用ロボット VS-050S2株式会社デンソー+株式会社デンソーウェーブ
2位40514G141148月刊誌 東北食べる通信NPO法人東北開墾
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