グッドデザイン・アセアンデザインセレクションは、国際機関日本アセアンセンターと、公益財団法人日本デザイン振興会との、2017年から2018年の2年間にわたる共同プロジェクトです。
経済成長の著しいASEANの国々と、グッドデザイン賞の考える「よいデザイン」の価値観を共有し、ASEANの中小規模事業者におけるデザインスキル向上支援、新しい価値の創造、デザインによる社会課題の解決や伝統の継承、そして産業育成の提案を目的としてスタートしました。
2017年度は、東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する10ヶ国をデザインの専門家であるグッドデザイン賞審査委員またはグッドデザインフェローが訪問し、現地のデザイナーやものづくり企業からプレゼンテーションを受け、デザインの一定のクオリティや今後の発展が期待できると思われるものを予備選別しました。
2018年度は、これらの候補作品に対して「グッドデザイン賞」としての最終審査を実施し、この結果22件が本年度グッドデザイン・アセアンデザインセレクション受賞となりました。
伝統的な手工芸やクラフト産業が中心、という従来のイメージを覆すような、若いデザイナーの新たな取り組みや、先進的なプロジェクト、社会貢献や課題解決に対する熱い意気込みが感じられるデザインが揃っています。

2018年度グッドデザイン・
アセアンデザインセレクション受賞結果
応募国数:10ヶ国
応募件数:37件
受賞件数:22件(→ 受賞対象)
実施スケジュール
<2017年度>
下記の日程で各国を専門家が訪問し、デザインセミナー、企業訪問、デザインコンサルティングなどを通じて、発展の可能性のあるものを予備選考しました。
国 | 期 間 | 専門家 |
---|---|---|
カンボジア | 2017年8月28日〜31日 | 南雲 勝志氏 |
インドネシア | 2017年10月5日〜8日 | 渡辺 弘明氏 |
ベトナム | 2017年10月15日〜19日 | 山村 真一氏 |
ミャンマー | 2017年11月13日〜17日 | 戸谷 毅史氏 |
タイ | 2018年1月9日〜14日 | 手槌 りか氏 |
ラオス | 2018年1月15日〜17日 | 手槌 りか氏 |
ブルネイ | 2018年2月26日〜3月1日 | 益田 文和氏 |
マレーシア | 2018年2月27日〜3月1日 | 佐々木 千穂氏 |
シンガポール | 2018年3月7日〜9日 | 朝倉 重徳氏 |
フィリピン | 2018年3月12日〜15日 | 橋田 規子氏 |


<2018年度>
グッドデザイン・アセアンデザインセレクション審査会(会場:国際機関日本アセアンセンター)(7月24日)
上記予備選考を経た、10ヶ国からの37件の応募対象の現物を集め、2018年度グッドデザイン賞のアセアンデザインセレクションの審査会が行われました。
アセアンデザインセレクション受賞発表(10月3日)
2018年度グッドデザイン・アセアンデザインセレクションの受賞結果が発表されました。
アセアンデザインセレクション受賞展
(会場:東京ミッドタウン ガレリア3F)
(10月31日―11月4日)
受賞年鑑の発刊(2019年3月)